【開催報告】本土最南端へ!Southern Rally 2025、132台の挑戦の軌跡
- Shinji kazama office
- 3 日前
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日本列島の最南端を巡る壮大なツーリングラリー「Southern Rally 2025」が、2025年11月19日(水)から23日(日)の5日間にわたり開催され、盛況のうちに幕を閉じました。
全国の各都道府県最南端の指定スタート地点から、鹿児島県南大隅町へのゴールを目指すファーストラウンド、そして九州の中心地・熊本県阿蘇へのルートとなるセカンドラウンド。今年も日本全国から集まった132台のライダーが、雄大な九州の地を駆け抜けました。
132台のライダーが挑んだ本土最南端への旅
ファーストラウンド:最南端・南大隅町での熱狂的な歓迎
ファーストラウンドは、11月19日(水)早朝にスタート。最終スタート締切の22日(土)11時59分までに、全国から132台の挑戦者が熱い想いを胸に出走しました。
ゴール地点となった鹿児島県南大隅町根占町立宮田小学校跡地では、今年で10周年を迎える「最南端バイクミーティング」(主催:佐多岬フェスティバル実行委員会)が同時開催され、日本中から集まったライダーたちを温かく迎え入れました。
10周年「最南端バイクミーティング」と地域交流の輪

石畑 博 南大隅町長 より心温まるご挨拶をいただき、イベントはスタート。
ステージでは楠龍太鼓の迫力ある演奏、地元つじみ保育園の園児たちによるかわいらしいダンス、TE VAI TIAREによるタヒチアンダンス、南大隅高校書道部の元気いっぱいのパフォーマンス、そして南蛮FLAGによる歓迎の舞踊が次々と披露されました。
さらに、10周年の記念すべきこの年は、塩田康一 鹿児島県知事、鶴田 志郎 鹿児島県議会議員とともに会場に駆け付け、ライダーたちに熱い激励の言葉を贈られました。
温かい豚汁とごはんがふるまわれた他、多くのキッチンカーや特産品ブースが軒を連ね、地元住民の方々との交流も盛んに行われ、会場は終始活気に満ちていました。

グランドから望む洋上には、地元で「薩摩富士」と親しまれる「開聞岳」が美しくそびえ立ち、本土最南端に辿り着いた感動を深く心に刻んでくれました。
そして2013年に閉校となった宮田小学校は、地元有志が事前に清掃を行ってくれたおかげで多くの参加者が宿泊することができました。久しぶりに全教室に明かりが灯り、たくさんの笑い声が校舎に響き、消灯まで絶えることがありませんでした。
一夜明けた翌朝、ライダーたちは海岸のゴミ拾いを行い、地域への感謝の気持ちを示した後、朝焼けの開聞岳に見守られながらセカンドラウンドの地、阿蘇へと走り出しました。
セカンドラウンド:九州の中心・阿蘇で迎えたフィナーレ

最終日、11月23日(日)にセカンドラウンドのゴール地となったのは、九州の中心に位置する熊本県阿蘇郡 UBUYAMA PLACE に隣接する産山村多目的施設。
ここでは「にっぽん応援ツーリング2025」のファイナルイベントが開催され、残念ながら九州まで来られなかった参加者に向けてオンライン配信も行われました。
イベントでは、主催者の風間深志・晋之介より、今年度の各種イベントの振り返りや立ち寄りデータが公開されました。
発表!災害支援バイク隊「Rocky」構想
そして、日本ライダースフォーラムによる新たな取り組みとして、災害支援バイク隊「Social Support Real Riders」(通称 Rocky)の構想が発表されました。「二輪が役立つ社会」を具現化する施策として2026年のトライアル運用が開始されます。
Southern Rally 2025は、地域の多くの人々の支えと充実したコンテンツにより、盛況のうちにその幕を閉じました。
ライダーたちの限界突破!5日間の壮絶な記録

開催期間中は全国的に天候に恵まれ、ライダーの皆様は雄大な九州の地を存分に駆け巡りました。本ラリーでは、多くの記録的なパフォーマンスが多く見られました。
完走者のトップランカーは、開催期間5日間で3500km以上という走行距離を記録し、これは日本列島縦断を超える走行量に匹敵します。また、獲得ポイントデータでは、TOP3のうち2名が200ポイント以上というハイスコアをマーク。極点立ち寄りや獲得ポイントの記録には、参加者の方々の限界への挑戦と、ラリーへの情熱が色濃く表れました。
詳しい走行データは、「リザルト発表!挑戦とドラマを締めくくる栄誉のランキング」をご覧ください。
最後に、Southern Rally 2025にご参加いただいた全てのライダーの皆様、最南端バイクミーティングを主催された佐多岬フェスティバル実行委員会の皆様、そしてライダーたちを温かく迎え入れてくださった鹿児島県南大隅町・熊本県阿蘇郡の町の皆様に、心より感謝申し上げます。
そして、この熱い挑戦を引き継ぎ、次なる舞台となる日本縦断ラリー「POLE to POLE」で、さらに高みを目指すライダーの皆様と再会できることを心待ちにしております!
































