8,400km超の過酷な旅路を走破!ANAKEE WILDが証明したブロックタイヤの常識破りな長寿命と魅力【最終回】
- Shinji kazama office
- 6 日前
- 読了時間: 5分
日本ミシュランタイヤ様が「にっぽん応援ツーリング」の強力なパートナーとして、ライダーの挑戦をサポート!
サポーターレポート最終回は、本格ブロックタイヤ「MICHELIN ANAKEE WILD」について、8,429kmの走行データに基づいた総合評価(総括)レポートをお届けします。
オフロードへの情熱を掻き立てるこのタイヤの、意外なロングライフ性能と圧倒的な存在感をご覧ください。
サポーター紹介

ゼッケンナンバー | 名前 | 車両情報 | 履き替えてから10/13までの走行距離 |
66 | 渡辺孝志 さん | CRF1100L Africa Twin | 8,429km |
今回レポートいただくのは、ゼッケンナンバー66、渡辺孝志さんです。
愛車の CRF1100L Africa Twinで、履き替えてから10月13日までに8,429kmを走行されました。
走行エリア
四国地方(501~750km)、中国地方(1~250km)
路面構成
舗装下道501km以上、舗装高速101~200km、未舗装路1~100km(舗装路表面は荒れた所が多い)
期間中の天候
晴れ50~60%、曇り30~40%、雨10~20%
期間中の気温
31℃~35℃が50~60%、36℃~40℃が10~20%
装着タイヤ情報
前輪(Front) MICHELIN ANAKEE WILD 110/80R19 59R | 225 kPa (車両指定空気圧 225 kPa) |
後輪(Rear) MICHELIN ANAKEE WILD 150/70R18 70R | 250 kPa (車両指定空気圧 250 kPa) |
タイヤの紹介:MICHELIN ANAKEE WILD
今回のインプレッション対象は、ミシュランのオフロードタイヤ「MICHELIN ANAKEE WILD」です。過酷なアドベンチャーを可能にする本格ブロックタイヤ。オフロードでの優れたトラクションとオンロードでの安定性を両立し、アドベンチャーバイクの走破性を限界まで引き出します。
「ANAKEE WILD」の詳しいスペックについては、以下のURLでご確認ください。
今回のテーマ:【トータルインプレッション(総括)】
それでは、渡辺孝志さんの詳細なインプレッションをご紹介します。
ANAKEE WILDの魅力と総括:常識破りの長寿命とスタイル
Africa TwinにANAKEE WILDを履かせたときのそのカッコ良さといったら、このタイヤの虜になります。ANAKEE WILDは思っているほどそのライフも短くありません。8,000km以上はあります。
ANAKEE WILDもそのライフの終盤を迎えました。前後ともトレッドの高さはスリップサインぎりぎりですが、走行に関してはなんの不安もなく安定しています。ウエット路面でもしっかりグリップしました。フロントの段付きが大きいため、振動が大きく感じられる点が唯一の課題でしょうか。
四国西部へのツーリング中にフロントにスリップサインが出てしまいました。約8,500km走ったことになります。リアタイヤはまだ1,000kmぐらいは走れそうです。これは当初ブロックタイヤということで想像していたライフ6,000kmと比べると50%も大きく予想外のことでした。タイヤのライフでブロックタイヤを避けておられる方、ANAKEE WILDは長持ちしますよ。
トレッド面を観察するとブロックの表面の後ろ側が波打っています。ブロックの前後で硬さを調整されているのかもしれませんね。
ANAKEE WILDの個性:乗り味と安定性
ANAKEE WILDは少しソフトな感じです。ブロックタイプなので振動はありますが、次に履いた他社製品に比べると静かに感じます。高速道路を走ると、他社製品ではとても五月蝿く、トンネルに入ると自分のバイクから出ている爆音にビックリします。この点ではANAKEE WILDは静かに感じます。
またブロックタイヤは一般的に、舗装路の縦溝(グルービング)でハンドルが取られやすい傾向があります。ANAKEE WILDも縦溝でわずかに振られることはありますが、その安定性は他社製品との比較にならないほど優れていました。次に履いた他社製品は、縦溝で大きく進路を乱され、油断していると転倒しかねないレベルで非常に神経を使いましたが、ANAKEE WILDはその点で圧倒的な安心感をもたらしてくれました。
他社製品との性能比較(交換時)
このあと北陸から東北関東を巡るツーリングを計画していましたので、ここでタイヤを交換することにしました。次に履くのは、競合製品のAT(アドベンチャーツーリング)系タイヤです。比較するタイヤができたので、ANAKEE WILDの性格が少しだけ深まりました。
他社製品で走って感じるのは、ANAKEE WILDに比べてタイヤの路面への当たりが硬いということでした。
ワインディングでは他社製品の方がANAKEE WILDに比べると速いです。私の運転技術でコーナーを安全に抜けて行くと明確に差がありました。 大型のアドベンチャーバイクで一番楽しい固く締まったフラットダートでは、他社製品の方が安定しているように思います。砂や小石が浮いていてスライドすることがあっても、その量はANAKEE WILDよりも小さいと感じました。ANAKEE WILDは常に前へ前へと押す感じでしょうか。
なお、先日開催された「日本三霊山ラリー」に出走された大型のAfrica Twinの8割以上が、よりオンロード志向のANAKEE ADVENTUREを履かれていました。これは、フラットダートや高速移動が多いアドベンチャー走行において、本格的なオフロード性能に特化したANAKEE WILDほどの性能は求められていないのかもしれません。
最終コメント

ANAKEE WILDは、ブロックタイヤとしては想像以上に長寿命です。8,000km以上を十分に走破できます。振動は確かにありますが、すぐに慣れて気にならなくなります。 日々の使用では割り切りが必要な面もありますが、それを補って余りある圧倒的なカッコ良さを、ぜひ手に入れてみてください。「Born To Be Wild」。
今回紹介したタイヤが気になったら
アドベンチャーバイクの魅力を最大限に引き出す、その圧倒的なルックスと想像を超える長寿命をぜひ体感してください。
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ミシュランの豊富なラインナップから、あなたのライディングスタイルに最適なタイヤを見つけてください。
日本ミシュランタイヤと共に走る「にっぽん応援ツーリング」は、これからも皆さまの挑戦を応援し続けます!







