ボランティア報告:能登の子どもたちに笑顔を届けたい!「子ども遊び広場 in 輪島市門前町」を開催
- Shinji kazama office
- 9月25日
- 読了時間: 3分

にっぽん応援ツーリング「子ども遊び広場 in 輪島市門前町」開催
2025年9月15日(月・祝)、にっぽん応援ツーリングのボランティア活動として「子ども遊び広場 in 輪島市門前町」を開催しました。
当日は、約80名もの地元住民の方々にご参加いただきました。
能登半島では、昨年1月の地震と9月の豪雨が被災者の心に今も深い影を落としています。 先の見えない仮設住宅での生活は、将来への不安を拭えずにいます。
これまで私たちは、炊き出しや家財運び出し、海岸清掃といった作業ボランティアを続けてきました。
しかし今回は、活動の焦点を変え、被災地の子どもたちとその保護者の「心」に寄り添うことにしました。
これまでと異なる校舎や友人たちの転校などに影響を受けた子どもたちへ「笑顔を届けたい」「みんなが気にかけているよと伝えたい」「健全な成長に少しでも寄与したい」という熱意を持つライダーが全国各地から44名参加しました。
白バイ交通安全教室に子どもたちの目がキラキラ!

イベントの冒頭では、石川県警輪島警察署と石川県交通機動隊の白バイ2台による交通安全教室が行われ、実技によるバイクの挙動説明にベテランライダーも感心しきり。
白バイ乗車体験では、はじめは遠慮していた子供たちが、白バイライダーに優しく促され、白バイに跨り、ハンドルを握ったとたん目を輝かせてアクセルやスイッチ類を触っていました。
温かいうどんで心も体もぽっかぽか

昼食は参加ライダーだけでなく、私たちの活動に賛同してくれた金沢星稜大学「学生赤十字奉仕団」の学生3名にも手伝ってもらい、茹でたてのうどんを参加者全員に提供。 隣接する仮設住宅の住民の方々にもうどんを配布した際、ある方がかけてくださった言葉が胸に深く刻まれています。
「最近は炊き出しも無いし、ボランティアが来ても朝市のあった輪島市中心部ばかり。この門前地区はみんな素通りだから今回来てくれてとても嬉しい」
この言葉は、私たちがこの活動を続けることの意義を改めて教えてくれました。
地元高校球児も加わって、笑顔あふれる交流タイム
午後は近隣のグランドで練習が終わった門前高校野球部員もイベントに立ち寄り、日頃触れる機会の少ないバイクについて、オンロード/オフロードといったバイクの違いを興味深く尋ねるなど笑顔であふれていました。
また他にもレクリエーションとして「だるまさんが転んだ」や、子供向けにアニメをテーマにした〇×クイズ、また子どもたちとライダーがチームを組んでのピンポン球リレーなど、大人も子ども一緒に遊び楽しむこと交流ができました。

子どもたちを始め被災者の日常はまだまだ取り戻せていませんが、この日を共に過ごしたことで、少しでも安らぎを感じ取ってもらえればと願いながら会場を後にしました。
「私たちの走る喜びを、社会の喜びに変える」

このスローガンのもと、私たちはバイクで培った行動力と仲間との絆を力に変え、被災地の復興に貢献してきました。
今回の「子ども遊び広場」が、にっぽん応援ツーリング2025年としての最後のボランティア活動となります。
本年も多くのライダーの皆さんが、被災地での活動にご参加くださり、誠にありがとうございました。被災地の子どもたちを始め、多くの方々の笑顔に出会えたことが、私たちの何よりの喜びです。
来年も引き続き、被災地の復興支援に取り組んでまいります。 これからも応援・ご協力よろしくお願いいたします!








